イギリス 花のある風景

 

2013年12月から2015年4月まで毎日新聞紙上で連載された花のコラムです。

園芸大国イギリスでは、各家庭の庭は「小さな植物園」です。ごく自然に好きな花を植えて暮らしに華やかさを加えています。花を愛でる伝統が長く、神話や民話、詩も数多くあります。その一方、じつはイギリス原産の花はわずかしかなく、多くの花は海外から持ち込まれました。日本の植物も19世紀半ばの日本の開国以来、大英帝国から派遣された「プラントハンター(植物採集者)」たちによって、多くが海を渡りイギリスにやってきました。日本の花たちはイギリスで改良されてさらに美しく、豪華になったのです。
コラムでは、そんな知られざる園芸大国イギリスの一面も紹介しました。

 

 

イギリス花もよう 人もよう あべ菜穂子の花エッセイ

 

2012年4月からから2013年3月までブログで公開した花のエッセイをご紹介します。

海外の題材もありますが、主にイギリスに咲く季節折々の花と、花にまつわる人もよう、歴史、文化をつづりました。このうち「ルーシーとラッパズイセン」は2011年の文芸春秋の「ベスト・エッセイ」の一編に選ばれ、日本エッセイスト・クラブ編’11年版ベスト・エッセイ集「人間はすごいな」(文芸春秋刊)に収録されています。

ここに収録したもの以外のエッセイは、ブログhttp://naokosfloweressays.blog.fc2.com/をご覧ください。